4月24日、25日の『第636回定期演奏会』に出演を予定していた、首席指揮者マティアス・バーメルトは、ワクチン接種の上、4月5日に入国し、2週間の隔離措置等に対応する方針で、各関係機関への働きかけを続けてきましたが、最終的に入国許可を得ることができませんでした。
本日5日に入国の期限切れを迎えるにあたり、誠に残念ながら、マティアス・バーメルトの招聘を断念いたしますことを皆様にご報告いたします。何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
これに伴い、新年度開幕となる第636回定期演奏会は、指揮者を秋山和慶に変更して開催いたします。曲目、日時、会場の変更はございません。
なお、共演者につきましては、既に発表のとおり、デジュー・ラーンキに代わり小菅優が務めます。
【第636回定期演奏会】
日時:2021年4月24日(土) 開演17:00、25日(日) 開演13:00
場所:札幌文化芸術劇場 hitaru(代替会場)
指揮:秋山和慶、独奏:小菅優(ピアノ)
曲目:フォーレ/組曲「ペレアスとメリザンド」
バルトーク/ピアノ協奏曲第3番
ストラヴィンスキー/交響曲第1番
※本演奏会は、新型コロナウイルス感染拡大防止に努めながらの開催となります。
≪感染予防対策について≫:https://www.sso.or.jp/2020/07/71-1/
【プロフィール】
指揮:秋山和慶 Kazuyoshi AKIYAMA
1941年生まれ。桐朋学園大学卒業の翌1964年東京交響楽団で指揮者デビュー。その後、同団音楽監督・常任指揮者を40年間務める一方、トロント響、バンクーバー響、シラキュース響などの主要ポストを歴任。1988年から10年にわたり札幌交響楽団ミュージック・アドヴァイザー/首席指揮者も務めた。東京交響楽団において、創立45周年世界ツアー(1991年)、50周年ヨーロッパ公演(1996年)、55周年トルコ・イタリア公演(2001年)を指揮し各地で成功を収める。また、1994年の同団第400回定期演奏会を記念したシェーンベルク『モーゼとアロン』、ラッヘンマン『マッチ売りの少女』など歌劇の演奏会形式上演、ジョン・アダムズ『エル・ニーニョ』日本初演など新たな挑戦を続けた。サントリー音楽賞、紫綬褒章、旭日小綬章など受章多数。2014年度文化功労者に選出。2015年渡邉暁雄音楽基金特別賞受賞。2015年に回想録『ところで、きょう指揮したのは?』(共著/アルテスパブリッシング刊)を出版。現在、東京交響楽団桂冠指揮者、広島交響楽団終身名誉指揮者、九州交響楽団桂冠指揮者、中部フィルハーモニー交響楽団芸術監督・首席指揮者を務めるほか、洗足学園音楽大学芸術監督・特別教授、京都市立芸術大学客員教授を務める。