札響首席指揮者マティアス・バーメルトは、来日に向けたスイス国内での検査で新型コロナウイルスの陽性判定となり、今回の来日を見送らざるをえなくなりました。誠に残念ではありますが、下記の公演につきまして指揮者を変更して開催いたします。なお、各公演の共演者、曲目の変更はございません。
楽しみにしてくださっていた方には大変申し訳ありませんが、何卒事情をご理解いただきますよう、お願い申し上げます
このたび、ご多忙の中、急遽出演をお引き受けくださいました下野竜也氏、円光寺雅彦氏に心より感謝申し上げます。
■8月4日(木) 『hitaruシリーズ定期演奏会第10回』 会場:札幌文化芸術劇場hitaru
指揮:下野竜也
■8月7日(日) 『砂川公演』 会場:砂川市地域交流センターゆう
指揮:円光寺雅彦
■8月11日(木) 『札響読み聴かせコンサート』 会場:札幌コンサートホールKitara
指揮:円光寺雅彦
なお、この変更に伴うチケット代金の払い戻しは致し兼ねますので何卒ご了承の程お願い申し上げます。
札幌交響楽団
■下野竜也(指揮:8月4日 札響hitaruシリーズ定期演奏会第10回)
広島交響楽団音楽総監督(2017年4月〜)、広島ウインド・オーケストラ音楽監督(2011年1月〜)。
鹿児島生まれ。2000年東京国際音楽コンクール<指揮>優勝と齋藤秀雄賞受賞、2001年ブザンソン国際指揮者コンクールの優勝で一躍脚光を浴びる。NHK交響楽団をはじめ国内の主要オーケストラの定期演奏会に毎年のように招かれる一方、ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管、チェコ・フィルハーモニー管、シュツットガルト放送響、ロワール管、シンフォニア・ヴァルソビア、シリコンバレー響、バルセロナ響など国際的な活動にも注目が集まる。
これまでに読売日本交響楽団初代正指揮者、同首席客演指揮者、京都市交響楽団常任客演指揮者、同常任首席客演指揮者を歴任。
出光音楽賞、新日鉄音楽賞・フレッシュアーティスト賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、芸術選奨文部科学大臣賞、MBC賞、東燃ゼネラル音楽賞奨励賞、南日本文化賞特別賞などを受賞。
京都市立芸術大学音楽学部指揮専攻教授。鹿児島市ふるさと大使。おじゃんせ霧島大使。
※札響とは1999年の初共演から毎年のように共演を重ね。前回は、2020年11月の第632回定期演奏会を指揮。今年も9月の名曲コンサート「下野竜也の三大交響曲」への出演が予定されている。
■円光寺雅彦(指揮:8月7日 札響砂川公演 / 8月11日 札響 読み聴かせコンサート)
桐朋学園大学指揮科卒業。指揮を斎藤秀雄氏、ピアノを井口愛子氏に師事。ウィーン国立音楽大学に留学し、オトマール・スウィトナー氏に師事。
1986年より1991年3月まで東京フィル指揮者を務め、1989年より1999年3月まで10シーズンにわたり、仙台フィル常任指揮者としてオーケストラの飛躍的な発展に貢献。1998年5月より2001年4月まで正指揮者を務めた札幌交響楽団との取り組みは、2000年にサントリーホールにおける東京公演を指揮して好評を博すなど高く評価され、2011年4月から2019年3月までは名古屋フィル正指揮者として数多くの名演を共にしてきた。
NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京交響楽団、新日本フィル、大阪フィル、広島交響楽団、九州交響楽団をはじめとするほとんどの国内オーケストラ、海外ではプラハ交響楽団定期演奏会をはじめ、BBCウェールズ交響楽団、ノルウェーのベルゲン・フィル、フランス・ブルターニュ管弦楽団に客演、深い音楽性と適確な指揮、そしてトークを交えた誰にでも親しめるコンサートで多くの聴衆を魅了している。
近年では玉置浩二、石丸幹二、中村雅俊など各界を代表する歌手たちとのコラボレーションも積極的に行い、「NHK名曲アルバム」「おーいニッポン」「あなたが主役~音楽のある街で」「あなたの街で夢コンサート」「コズミック フロント☆NEXT」等の番組にも定期的に出演するなど、幅広い活躍を続けている。
※札響では、1998年5月より2001年4月まで正指揮者を務めており、以降も毎年様々な演奏会で共演。今年も文化庁文化芸術による子供育成総合事業などで札響を指揮している。