指揮 / マティアス・バーメルト(首席指揮者)
テノール / イアン・ボストリッジ
ホルン / アレッシオ・アレグリーニ
ブリテン | セレナード~テノール、ホルンと弦楽のための |
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ブルックナー | 交響曲第6番 |
スイス生まれ。母国およびドイツ・ダルムシュタットで学び、パリで作曲をブーレーズとシュトックハウゼンに師事。ザルツブルク・モーツァルテウム管の首席オーボエ奏者を務めた後、指揮者としてのキャリアをアメリカでジョージ・セルに師事することから始め、レオポルド・ストコフスキーの助手、さらにロリン・マゼールが音楽監督のクリーヴランド管で正指揮者を務めた。その後、バーゼル放送響音楽監督としてヨーロッパでゆるぎない評価を得る。当時、子ども向け演奏会のテレビ放映など普及活動にも取り組み注目を集めた。ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管首席客演指揮者およびグラスゴーの現代音楽フェスティバル「ムジカ・ノヴァ」の監督として武満徹などの現代作品を数多く初演。ルツェルン音楽祭の監督としては創造的なプログラミングと会場となる新ホール建設に尽力。これまでにロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ音楽監督をはじめ、ニュージーランド響、ロイヤル・フィル、西オーストラリア響、マレーシア・フィルのポストを歴任。フィルハーモニア管、BBC響、ロンドン・フィル、バーミンガム市響、ピッツバーグ響、ロサンジェルス・フィル、パリ管、モントリオール響、レニングラード・フィル、シドニー響、N響など世界各地のオーケストラに客演。2017年より韓国テジョン・フィル首席客演指揮者。2018年4月札幌交響楽団首席指揮者に就任。テーマを掲げた年間プログラムなどに取り組み、2021年には楽団創立60周年記念演奏会を成功させた。CD録音はこれまでに80タイトル以上あり数々の国際的な賞を受賞。2022年札響との初CD「The Waltz」をリリース。
世界各地で目覚ましい活躍を続け、ザルツブルク、エディンバラ、ミュンヘン、ウィーン、オールドバラ、サンクトペテルブルク、シュヴァルツェンベルク・シューベルティアーデ等の音楽祭のほか、カーネギー・ホールやミラノ・スカラ座等に登場している。これまでに各地でアーティスト・イン・レジデンスを務め、ウィーン・コンツェルトハウスおよびシュヴァルツェンベルク・シューベルティアーデ(2003/04)、アムステルダム・コンセルトヘボウのカルテ・ブランシュ・シリーズ(2004/05)、カーネギー・ホールのパースペクティヴ・シリーズ(2005/06)、ロンドンのバービカン・ホール(2008)、ルクセンブルク・フィルハーモニー(2010/11)、ウィグモア・ホール(2011/12)、ハンブルク・ライスハレ(2012/13)でその類まれなる芸術性を発揮してきた。2018年にはソウル・フィルハーモニー管弦楽団の初となるアーティスト・イン・レジデンスとなった。 録音の分野でも数多くの賞を獲得し、グラミー賞には計15回ノミネートされている。なかでもシューベルトの『美しい水車小屋の娘』(ピアノ…グレアム・ジョンソン/1996年グラモフォン賞)、ストラヴィンスキーの『道楽者のなりゆき』(トム・レイクウェル役/サー・ジョン・エリオット・ガーディナー指揮/1999年グラミー賞)、モーツァルトの『後宮からの誘拐』(ベルモンテ役/ウィリアム・クリスティ指揮)は高く評価されている。ワーナー・クラシックスと専属契約を結んでおり、これまでにシューベルトとシューマンの歌曲集(1998年グラモフォン賞)、イギリス歌曲集とヘンツェの歌曲集(ピアノ…ジュリアス・ドレイク)、ブリテンの『狩をする私たちの祖先』(ダニエル・ハーディング指揮)、モーツァルトの『イドメネオ』(サー・チャールズ・マッケラス指揮)、ヤナーチェクの『消えた男の日記』(ピアノ…トーマス・アデス)、シューベルト(ピアノ…レイフ・オヴェ・アンスネス、内田光子、アントニオ・パッパーノ)、『ノエル・カワード』(ジェフリー・テイト指揮)、ブリテンの歌曲集(サー・サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)、ヴォルフの歌曲集(ピアノ…アントニオ・パッパーノ)、バッハのカンタータ(ファビオ・ビオンディ指揮)、ヘンデルのアリア(ハリー・ビケット指揮)、ブリテンのカンティクル集、ブリテンの『ねじの回転』(2003年グラモフォン賞)、ブリテンの『ビリー・バッド』(2010年グラミー賞)、アデスの『テンペスト』(2010年グラモフォン賞)、モンテヴェルディの『オルフェオ』をリリース。近年は、アントニオ・パッパーノとのブリテンの歌曲集、『シェイクスピア・ソングズ』(2017年グラミー賞)のほか、2018年秋には第一次世界大戦終戦100周年を記念した『レクイエム』をリリースする。また、ウィグモア・ホール・ライブのシューベルトの歌曲集(ピアノ…ジュリアス・ドレイク)も好評を得る。 これまでにベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、シカゴ交響楽団、ボストン交響楽団、ロンドン交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、BBC交響楽団、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、ロサンゼルス・フィルハーモニック等のオーケストラと、指揮者では、サー・サイモン・ラトル、サー・コリン・デイヴィス、サー・アンドリュー・デイヴィス、小澤征爾、アントニオ・パッパーノ、リッカルド・ムーティ、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ダニエル・バレンボイム、ダニエル・ハーディング、ドナルド・ラニクルズ等と共演している。また、ヘンツェの『Opfergang』をアントニオ・パッパーノ指揮ローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団と世界初演した。 オペラでは、エディンバラ音楽祭とオペラ・オーストラリアで《真夏の夜の夢》のライサンダー、パリ国立オペラでヘンデルの《イェフタ》、イングリッシュ・ナショナル・オペラで《魔笛》のタミーノと《セメーレ》のジュピター、ロイヤル・オペラで《ねじの回転》のクィントと《ドン・ジョヴァンニ》のドン・オッターヴィオおよび《テンペスト》のキャリバン等、多くの役どころを演じる。バイエルン国立歌劇場では、《ポッペアの戴冠》のネローネ、《道楽者のなりゆき》のトム・レイクウェル、《ルクレティアの凌辱》の男性語り手として登場し、ウィーン国立歌劇場ではドン・オッターヴィオを演じる。イングリッシュ・ナショナル・オペラとブリュッセル、ルクセンブルクでは、《ヴェニスに死す》のアッシェンバッハが好評を得る。 ブリテンの生誕100周年にあたる2013年には、『戦争レクイエム』(ウラディーミル・ユロフスキ指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団)、『イルミナシオン』(アンドリス・ネルソンス指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団)を歌った。バービカン・シアターで上演された『カーリュー・リヴァー』(演出…ネティア・ジョーンズ)では狂女役が好評を博し、ニューヨークおよび西海岸でツアーも行った。2014年秋、シューベルトの『冬の旅』でトーマス・アデスとヨーロッパツアーを行った。同年、Faber&Faber社より『Schubert's Winter Journey: Anatomy of an Obsession』(邦訳『シューベルトの「冬の旅」』)を出版し、2016年ダフ・クーパー賞のノンフィクション部門を受賞。現在12か国語に翻訳されている。 近年は、ミラノ・スカラ座でクィント役、トーマス・アデスとの『冬の旅』アメリカツアーのほか、『冬の旅』オーケストラ版(ハンス・ツェンダー編曲)を台北とハース、ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム、ニューヨークのリンカーン・センターで歌った。ベルリオーズの『夏の夜』をルドヴィック・モルロー指揮シアトル交響楽団と、『戦争レクイエム』をアントニオ・パッパーノ指揮ベルリン・シュターツカペレと共演した。 2018/19シーズンのハイライトは、ジャズ・ピアニストのブラッド・メルドーとのヨーロッパツアー、ロンドン交響楽団とジェームス・マクミランの委嘱作品初演、上海とバークレーでのハンス・ツェンダー『冬の旅』(演出…ネティア・ジョーンズ)、ウィグモア・ホールでのシューベルトの三大歌曲の録音(ピアノ:ラルス・フォークト、トーマス・アデス)、日本でのリサイタルツアー、香港と韓国、ヨーロッパでのリサイタルツアー、ベルリン・ドイツ・オペラへの客演等がある。 イアン・ボストリッジはオックスフォード大学コーパス・クリスティ・カレッジで歴史学の博士課程を修了(1992~5年)、2001年には名誉学士を授与された。また2003年にはセント・アンドリュース大学の名誉音楽博士、2010年にはオックスフォード大学セント・ジョンズ・カレッジの名誉学士の称号を授与されている。2004年には大英帝国勲章のひとつであるCBE勲章を受勲。2014年には、オックスフォード大学でクラシック音楽の客演教授を務めた。
ヒューマンライツ・オーケストラの創設者&音楽監督。ソリストおよび首席奏者として数々の世界的指揮者と共演を重ね、これまでに、クラウディオ・アバド、カルロ・マリア・ジュリーニ、ダニエル・バレンボイム、ヴォルフガング・サヴァリッシュ、ロリン・マゼール、チョン・ミョンフン、マリス・ヤンソンス、ジェフリー・テイト、ワレリー・ゲルギエフ、サイモン・ラトル、アントニオ・パッパーノ、リッカルド・ムーティ等と共演している。1997年プラハの春国際音楽コンクール優勝、1999年ミュンヘン国際音楽コンクール最高位(1位無し2位)受賞。ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を8年間務めた後、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演奏者として1年間活動した。アバドの信頼を得て長年モーツァルト管弦楽団の首席奏者を務め、この間に録音活動も行う。いずれもドイツ・グラモフォンよりクラウディオ・アバド指揮モーツァルト管弦楽団との共演で、2011年に『モーツァルト:ホルン協奏曲集』、『モーツァルト:協奏曲集』(管楽器のための協奏交響曲K.297b)、『J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集』(ブランデンブルク協奏曲第1番)をリリース。ソリストとして、アントニオ・パッパーノ指揮ローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団との共演でエリオット・カーターのホルン協奏曲のヨーロッパ初演を行った。また、ブリテンのセレナードをテノールのイアン・ボストリッジとローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団と共演した。このほか、マントヴァ室内管弦楽団、バーデン=バーデン・フィルハーモニー管弦楽団、バーリ・ペトゥルッツェッリ劇場管弦楽団、ハンブルク交響楽団、ミラノ・スカラ座管弦楽団、フェニーチェ劇場管弦楽団、カリアリ・リリコ劇場管弦楽団等のオーケストラと共演している。2013年にカリアリ・リリコ劇場管弦楽団でワーグナーとブラームスのオーケストラ・レパートリーを指揮しデビュー、絶賛される。以降イタリアで吹き振りを始め、マルキジャーナ・フィルハーモニー管弦楽団、イ・ソリスティ・アクイラーニ、イ・ポメリッジ・ムジカーリ等のオーケストラと共演し、マリア・ジョアン・ピリス、エレーヌ・グリモー、イザベル・ファウスト、イリア・グリンゴルツ、イモージェン・クーパー、テオ・ゲオルギュー等とコラボレートしている。近年は、ルツェルン室内管弦楽団との共演や、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団とモーツァルトのホルン協奏曲全曲を吹き振りした。またジェフリー・テイトの代役としてハンブルク交響楽団に登場し、エルガー、ハイドン、ベートーヴェンを指揮。好評を得てすぐさま2019年の定期演奏会を再び指揮した。ソリストとしては、ウィーン交響楽団、広島交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団等と共演している。2020年には、ダニエレ・ガッティ指揮ローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団とR.シュトラウスのホルン協奏曲第2番で共演した。2004年よりローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団の首席奏者として活躍し、ルツェルン祝祭管弦楽団の首席奏者も務める。スヴィッツェラ・イタリアーナ音楽院教授。
発売日 | 2023年11月10日(金) 札響会員先行発売:2023年11月8日(水) |
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チケット |
(SS)¥7,000
(S)¥6,000
(A)¥5,000
(B)¥4,500
(C)¥3,500
U25割(B,C)1,500円 ※2023年度U25割は、1998年以降生まれ対象 ※スマイル席2,000円(当日限定/Pブロック内スマイルエリア)販売予定。 ※未就学児不可 ※札響定期会員は各席500円引きで購入ができます(スマイル席、U25割、他割引の併用不可) ※ローソンチケットでの座席選択は発売日の翌日深夜00:00より可能となります。 【開場は開演の40分前からとなります】 ●託児申込み(有料、予約制)札幌シッターサービス011-281-0511 ≪公演時における託児サービスについて≫ ●やむを得ない事情により内容の一部が変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。 ●不可抗力により演奏会を中止せざるをえない場合をのぞき、チケットの払戻しはいたしません。体調や状況の変化に不安のある方は、ご購入前に充分にご確認ください。 |
オンライン予約 | |
主催 | 札幌交響楽団 |
後援 | 北海道、札幌市、札幌市教育委員会 |
協賛 | ANA |
助成 | 文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(創造団体支援))|独立行政法人日本芸術文化振興会 |
お問い合せ先 | 札幌交響楽団(011-520-1771) |